泌尿器科の紹介
副腎、腎臓、尿管、膀胱および前立腺などの病気を診療しています。
具体的には
- 腎臓がん
- 腹腔鏡手術(おなかは大きく切らずに内視鏡で行う手術)を行っています。
- 腫瘍径の小さいものに対して手術用ロボットを用いた腎部分切除術を行っています。
- 進行した腎臓がんに対して、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬による治療を行っています。
- 膀胱がん
- 早期の膀胱がんに対しては内視鏡手術(経尿道手術)を行っています。
- 転移のない進行した膀胱がんに対して、手術用ロボットを用いた膀胱全摘除術(膀胱を全部摘出する手術)を行っています。患者さんの状態に合わせた様々な尿路変向術(体外に尿を排出するための新たな経路の作製)が可能で、新膀胱(腸を使った膀胱)の作製も行っています。
- 進行した膀胱がんに対して、抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬、エンホルツマブ-ベドチンによる治療を行っています。
- 前立腺がん
- 診断のためのMRI画像検査、前立腺生検(前立腺に針を刺入し組織を採取する検査)を行ています。より癌の検出率を上げられる、MRI-超音波画像融合生検(MRIで癌が疑われた部位を超音波上に表示させて狙って生検を行う)も行っています。
- 前立腺に留まるがんに対して、手術用ロボットを用いた根治的前立腺摘除術を行っています。
- 進行した前立腺がんに対しては、内分泌療法(ホルモン療法)、抗がん化学療法、放射線治療(重粒子線治療を含む)などさまざまな治療を組み合わせた治療(集学的治療)を行っています。
- 副腎腫瘍(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)
- 手術での摘出や、癌の方に対する治療を行っています。手術は腹腔鏡手術を中心に行っています。
- 尿失禁
- 女性の薬の効果が得られない腹圧性尿失禁(咳やくしゃみで尿が漏れる)対して尿失禁根治手術 (TVT手術)を行っています。
- 先天性水腎症
- 2020年4月から手術支援ロボットによる手術を行っています。
- 慢性腎不全
- 慢性腎不全の患者さんに腎移植を行っています。血液透析を行う前、血液透析中に関わらずご家族の方からの腎移植が可能です。献腎移植(亡くなられた方からの腎移植)も行っています。
- 腎臓をご提供いただく方に対しては、できるだけ早期の退院を目指してより侵襲の少ない腹腔鏡手術による腎臓の採取を行っています。
- 男性不妊
- 診察、検査、投薬治療、精索静脈瘤手術を行っております。精巣内精子採取術については施行している施設へ紹介をご案内します。
*結石治療については専門施設への紹介を主体に対応しております。