山形大学医学部附属病院

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病院のご紹介

病院長あいさつ

病院長就任のご挨拶

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病院長 佐藤 慎哉

 山形大学医学部附属病院は、行動目標として「1)診療科の垣根を取り払い、病院全体として適切な医療を提供する。2)情報開示に努め、社会に開かれた病院を目指す。3)個々の患者さんに適した先進医療の開発・導入に努める。4)厳しい倫理観を持った創造的な医療人を育成する。」の4つを定め、「人間性豊かな信頼の医療」の追求を行って参りました。

 当院の診療体制の大きな特徴として、臓器横断的なチーム医療の推進があげられます。附属病院の病棟は、臓器別にセンター化され、例えば心血管病の診療は、循環器内科と心臓血管外科が協力して「循環器病センター」で行なっています。このシステムにより、高度な知識、技術を患者さんに集中的に提供することができます。また、全国に先駆けて開始したキャンサー・トリートメントボード(がん治療会議)は、放射線治療専門医、がん化学療法専門医、緩和医療医、内科医、外科医、薬剤師、看護師などが一堂に会して、個々の患者さんの治療方針について総合的に検討する場で、集学的がん治療のモデルとなっています。

 当院は、山形県の医療の最後の砦として、県内で最も進んだ医療機器を導入し先進医療を提供しています。特に2020年度中には稼働予定の重粒子線がん治療装置は、山形大学医学部が装置の設計段階から関与し、高レベルの省エネルギー・省スペースを達成した世界最先端の装置です。省スペースを達成できたことで、従来は病院から離れた土地に建設する必要があった治療センターを病院に接続する形で建設することができ、合併症等により移動に難渋する患者さんの治療が行えるのも大きな特徴です。完成の暁には、北海道・東北だけでなく、日本の中核的な重粒子治療センターとして期待されています。また、2019年、当院は、がんゲノム医療を行う全国34のがんゲノム医療拠点病院の一つに指定されました。がんゲノム医療とは、患者さんのがんの遺伝子異常を調べ、そのがんに最適な治療を行う個別化医療です。当院は、今後、このがんゲノム医療を推進すると共に、がん以外の疾患も対象としたゲノム医療の体制整備を進めて参ります。

 更に、AIやロボティクス、バーチャルリアリティーを活用した最先端のリハビリテーション機器を活用して、急性期からの積極的なリハビリテーションを行い「入院した時より元気になって退院できる"元気増進退院"」も今後の目標として掲げました。

 最後になりますが山形大学医学部附属病院のスタッフは学生や若手医療人の教育にも熱心に取り組んでいます。高度な診療水準は、取りも直さず優れた教育環境の提供に直結しています。これからも「人間性豊かな信頼の医療」を追い求め、山形大学医学部附属病院が常に進歩するよう努力していきたいと考えています。

2020年4月