山形大学医学部附属病院

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診療科・部門

検査部:血液検査室

血液検査室

ins3-03new.jpg 血液検査は数多くの臨床検査のなかで、最も基本的な検査の一つで様々な病気の診断や治療効果の判定、経過観察に欠かすことができないものです。

当院の血液検査では血球算定検査・形態検査(末梢血・骨髄血)、凝固線溶検査、フローサイトメトリーを用いた血球細胞の表面マーカーの解析、骨髄穿刺時における病棟・外来への出張検査などを行っています。

血球算定

血球算定は白血球数・赤血球数・血色素・ヘマトクリット・血小板・血液像の測定をします。 この検査は、貧血の有無や種類の判定、治療の効果判定、炎症の推定、血液疾患の診断等に用いられ、診察前検査として利用されることが多いです。

形態検査

顕微鏡による血液像観察では赤血球の形態や白血球を分類します。また異常細胞の有無をみます。


  • 血液像

  • 骨髄像

凝固線溶検査

凝固線溶検査は、血液の固まりやすさや出血の止まりにくさを検査します。主な項目はPT・APTT・フィブリノーゲン・FDP・Dダイマー・ATⅢ・SF・トロンボテスト、プラスミノーゲン・α2PI・PPI・PCで診察前検査として利用されることが多い検査です。その他にTAT・クロスミキシング試験・ループスアンチコアグラント等を行っています。

表面マーカー検査

フローサイトメーターを用い、細胞の表面マーカーを検査します。AIDS検査に必要なリンパ球サブセットや、白血病解析のため細胞表面マーカーの検査、PNH検査等を行っています。