開設の概念
肺がんは日本人のがんの中でも、男性では死亡率第1位であり、女性では第3位を占めています。現在も多くの患者さんが、手術、放射線治療、抗がん剤治療を行っており、外科と内科が協力しながらその診療を行う必要があります。さらには肺炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患は、非常に罹患率の高い疾患であります。特に、呼吸器疾患は、時として急速にその病状が悪化することがあるため、適切かつ迅速な診断治療並びに高度な呼吸管理技術が要求されております。そのようなニーズを満たすため、呼吸器病センターを開設することになりました。
呼吸器病センターの特徴
呼吸器内科病床(病床数23)と呼吸器外科病床(病床数15)が、7階西病棟に集約されております。外科と内科と放射線科医師で合同のカンファレンスを定期的に行い、情報を共有することによって、効率的に最適な診断と治療を進めております。
診断・治療への取り組み
肺がん診療においては、診断は内科が行い、治療方針を内科・外科・放射線科で検討しております。肺がんの治療は手術が基本ですが、当院の外科には胸腔鏡肺切除術のエキスパートが常勤して居ります。体に負担の少ない、診断を同時に兼ねた手術を受けることも可能です。手術が行えない場合には、患者さんの個々にあった治療方針を決定し、放射線治療や薬物治療も行っています。薬物治療では、抗がん剤だけでなく、分子標的薬や、免疫チェックポイント阻害薬を用いて、常に最新のガイドラインに基づいた治療を行っています。
その他の急性並びに慢性呼吸器疾患は主に内科が担当しています。呼吸器疾患は容易に重症化しやすく、高齢者に多いため罹病期間も長くなりやすい傾向にあります。当院は特定機能病院で在りますので多くの山形県内の重症呼吸器疾患患者を入院患者として受け入れております。より多くの患者さんと県内医療機関からの要請に応えるために、病状がある程度の状態まで回復した時点で、呼吸器リハビリなどを行える関連病院に転院していただき、継続的な治療を行っていただいております。
地域医療との連携
地域医療連携センターをご利用ください。
COPD患者では第一内科独自の病診連携も行っております。詳しくは下記のホームページをご参照ください。