山形大学医学部附属病院

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診療科・部門

栄養管理部

栄養管理部スタッフ

 栄養管理部長(歯科口腔・形成外科講座教授)1名、管理栄養士7名、調理師6名

給食管理業務

⑴ 入院中の食事概況
1. 食事配膳時間
 朝食 7:40、昼食 12:00、夕食 18:00
 3食のほか、治療のための分食、検査のための早食および遅食も提供しています。
2. 食事の種類および食数
 〇食事
 ・一般治療食 1日約700食:成人食、小児食、軟菜食、離乳食等
 ・特別治療食 1日約650食:糖尿病食、心臓病食、肝臓病食、腎臓病食、クローン病食、
  ケトン食、骨髄移植食、術後食、がん副作用支援食、濃厚流動食等
 1日あたり約1,350食、約100種類の食事を調理・提供しています。


がん副作用支援食【すまいる食】

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一般治療食【成人食・全粥食】              特別治療食【糖尿病食】

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〇ミルク
1日あたり約10リットルを調乳(新生児普通ミルク1種類、特殊治療ミルク3~4種類:MCTフォーミュラ・LBW・MA-1・ケトンフォーミュラ等)、個別の濃度調整にも対応しています。
調乳水製造装置・終末滅菌冷却装置を導入し、新生児にも安心なミルクを提供しています。


【調乳水製造装置】 【終末滅菌冷却装置】

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3. イベント食

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【お花見膳】       【11月12日いい皮膚の日】  【毎月28日つや姫ご飯】
 *たけのこご飯       *ふかひれスープ      *つや姫

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4. お祝い膳
出産お祝い膳、ヨード内用治療終了お祝い膳は、松花堂弁当を提供しています。

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*主菜はエビフライ、ロールドステーキ、鯉の甘煮からお選びいただけます。
5. 配膳方法

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厨房内で中央配膳を行い、各病棟へ再加熱IHカート29台を使用して配膳します。


⑵ 衛生管理の取り組み
大量調理施設衛生管理マニュアルに基づき、安全安心な食事の提供に努めています。
HACCP指導者研修を終了した調理師2名が中心となり、全スタッフに衛生管理指導を行って
います。

当院の厨房システムの特徴

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〇温湿度管理システムの導入:冷蔵庫・冷凍庫・チルド庫内の温度および納品時の食材温度、調理後中心温度の集中管理を行っています。
〇ニュークックチル方式の導入:副食は調理(クック)して急速冷蔵(チル)した料理を盛付け、提供直前に再加熱をする方法を行っています。主食(ごはん等)と汁物(味噌汁等)は出来たてを盛付けします。調理済の料理は、定期的に専門の検査機関に細菌検査を依頼しています。
〇換気天井システムの導入:快適な厨房環境とともにHACCP承認に基づき高水準の衛生管理ができます。

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〇再加熱IHカートの導入:適温の食事提供に努めています。
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(株式会社エージーピーHPより)

栄養食事指導業務(予約制)

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栄養管理業務

入院時の栄養状態を評価し、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士等が共同して入院診療計画書を作成します。特別な栄養管理を必要とする患者には栄養管理計画書を作成し、管理栄養士が食事内容や栄養剤等の調整を行います。

チーム医療業務

⑴ 栄養サポートチーム(NST)

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入院患者の栄養状態改善のため、TNT研修を終了した医師、歯科医師、NST専門療法士(看護師、薬剤師、管理栄養士)、作業療法士、言語聴覚士のチームで週2回のカンファレンスと回診を行っています。
年2回、医療スタッフ全員を対象とした勉強会も開催しています。

⑵ 緩和ケアチーム
医師、看護師(緩和ケア認定看護師)、薬剤師、管理栄養士のチームで回診を行っています。低栄養の改善や栄養状態維持を支援しています。

⑶ 褥瘡対策チーム
医師、看護師(皮膚・排泄ケア認定看護師)、薬剤師、理学療法士、管理栄養士のチームで回診を行っています。褥瘡の予防・治癒に向けて栄養面でのサポートを行っています。

⑷ 糖尿病透析予防チーム
第三内科医師(糖尿病専門医)、看護師(糖尿病看護認定看護師・日本糖尿病療養指導士)、管理栄養士(日本糖尿病療養指導士)のチームで診療および療養指導、体組成計(inbody)による体組成評価を行っています。

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各診療科への協力業務

⑴ 第三内科
1. 糖尿病患者友の会(虹の会)事務局と運営

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〇春は院内で総会および研修会、秋は院外(日帰り温泉施設)での研修会を開催しています。
楽しく会食しながら、糖尿病の知識や交流を深める会となっています。
〇世界糖尿病デー関連行事「糖尿病のつどい」やウオークラリー参加等、日本糖尿病協会山形支部イベントの協力も行っています。

2. 山形県糖尿病療養指導士会の委員
〇山形県糖尿病療養指導士認定講習会の講師、認定試験問題作成、事務局への協力を行っています。

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(山形県糖尿病療養指導士会HPより)

⑵ 小児科
1. 山形県小児糖尿病サマーキャンプへの協力
〇キャンパーの献立調整と栄養価計算、食育やカーボカウント指導、食材や物品の調達、ボランティア栄養学生への指導を行っています。
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2. 小児科病棟イベントの協力
〇入院患者のバイキングイベントの準備、盛付け補助や食育講義を行っています。
〇病棟行事のお花見会、七夕会、クリスマス会、夏まつり等への食材提供もしています。

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⑶ 精神科病棟イベントの協力
〇病棟行事のお花見会、クリスマス会へのデザートや飲み物を提供しています。

⑷ 第二内科
〇肝がん撲滅運動(山形県内4地区で講演会)において、肝臓病食事療法の講師をしています。

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⑸ がん患者友の会(さくら会)の講師

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〇食欲不振時でも食べやすい料理の紹介や料理実演、講義を行っています。

災害への対応

災害時の対応として非常食を備蓄しています。

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