当院では入院患者さんの転倒・転落による骨折や硬膜下血腫など重大な事案に対して、山形大学医学部附属病院医療事故等防止対策委員会において、転倒・転落防止対策について検討を行い、施設の整備などの改善を図っております。
しかし、患者さんの高齢化の進行などから、ご家族の付き添いがあるにもかかわらず転倒・転落するなど、予防が困難な事故が多数発生しております。体調不良やふらつきなどが考えられる場合には、早めに看護師へご相談いただくことや、当院にて作成した転倒・転落防止に向けたビデオをご覧いただき、誰でもいつでも転倒することを意識した行動に心がけるなど、患者さん及び患者さんのご家族からの御理解をいただき、御協力いただくことが重要と考えております。
思いも寄らない転倒・転落防止を目的として、患者さんがお一人で行動されることを制限する必要もあり、場合によっては身体の拘束などを行う場合も考えられますので、患者さん及び患者さんのご家族へはご不便をおかけすることとなる場合もございますので、HPへ公表して御理解と御協力をお願いするものです。
令和元年7月16日
山形大学医学部附属病院長
根 本 建 二