山形大学医学部附属病院

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お知らせ

「医療事故等防止対策委員会の報告」を掲載しました

 当院で手術を行った患者さんに、術後橈骨神経麻痺となった事案が発生いたしました。 病院長は直ちに山形大学医学部附属病院医療事故等防止対策委員会を開催し、調査専門委員会を設置しました。

 調査の結果、1)手術中の上腕遠位部への長時間に亘る圧迫により神経麻痺が発生したと考えられました。2)原因として固定用手台の不安定性、固定された上肢の過伸展が考えられました。3)この事案を受けて、手術開始時に手台の固定性を確認するとともに、手術中でも定期的に確認できるよう覆布の種類、使用法や機器の配置を工夫する対策を取り、再発防止に努めることといたしました。

 山形大学医学部附属病院は、調査結果及び再発防止対策について患者さんへ説明、謝罪するとともに、本事案の発生についてホームページに公表することといたしました。

 なお、公表にあたっては、患者さんから御同意をいただいておりますが、プライバシーに配慮して行うことになりましたことを申し添えます。



    令和元年5月28日

                                 山形大学医学部附属病院長

                                      根 本 建 二