【山形大学医学部附属病院で行われた防災訓練の様子】
山形大学医学部附属病院では9月19日(木)、大規模災害の発生を想定して、防災訓練と大規模トリアージ訓練を実施しました。
今年度は、防災訓練に加え、研修医による院内外の負傷者に対する大規模なトリアージ訓練を行い、患者役の医学生70名は、負傷者に見えるような特殊メイク(ムラージュ)を施し、本番さながらの訓練に臨みました。
指導にあたった医学部防災管理小委員会委員長の川前金幸教授は、研修医や医学生に対し「被害の程度や医療の供給のバランスによって基準は変わるが、主たる目的は赤(重症患者)を探すこと。負傷者を一人ひとり診る前に、歩ける人を別の場所に誘導するための声がけをするなど、現場での状況判断が必要」と話していました。
山形大学医学部附属病院は、山形県地域防災計画において災害医療の拠点と位置づけられ、大規模災害時に発生する多数の傷病者に対して、その受入や医療救護班の派遣等を行う任務を担っており、これを前提に本院では、毎年複数回防災訓練を実施しています。
【トリアージを行う研修医と特殊メイク(ムラージュ)を施した医学生】