本院では平成27年9月に、東北で初となる多軸可動型透視撮影装置を有する最先端ハイブリッド手術室を設置しました。
ハイブリッド手術室とは、手術室と心・血管X線撮影装置を組み合わせた手術室のことです。通常、心・血管X線撮影装置は放射線部に配置されており、手術的操作を要するような高度の血管内治療には限界がありました。この度のハイブリッド手術室の設置により、手術室という清潔で安全な環境下で、三次元立体構築された透視や造影画像を見ながら、脳血管治療や大動脈瘤ステントグラフトなどの先進的な手術が可能となります。
今後は、より低侵襲な手術へ対応するとともに、医療安全の向上、更なる高度医療の提供に取り組んで参りたいと考えております。
ハイブリッド手術室
8軸関節の回転機構アームを有した透視撮影装置が、ベッドに横たわった患者を挟むように自在に稼働し、手術室で求められる多彩なポジショニングに対応可能
60インチの高解像度カラーモニター(右上)に3次元画像をリアルタイムに作成して描写