山形大学医学部附属病院

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お知らせ

「地域連携会」を初開催 ー関連医療機関と連携強化し地域医療の向上めざすー

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【山形大医学部附属病院「地域連携会」で嘉山孝正医学部参与の挨拶を聞く山形県内の医療関係者】

 山形大学医学部附属病院では、紹介・逆紹介の関係にある医療機関に、特定機能病院としての当院の特性や機能を知ってもらい、連携を一層強化することで、地域医療の水準向上を図ろうと、地域連携会を開催しました。10月3日、山形市で開かれた初会合には、県内67の病院・診療所から院長らが出席しました。

 開会にあたり根本建二医学部附属病院長は「当院が、がんゲノム医療拠点病院に指定されたことや来年から重粒子センターが動き出すことは、ご存知の方も多いと思う。その他にも地域医療の砦として、色々な診療科で新しい試み、ハイレベルな医療を提供している。地域の医療リソースとして有効に使っていただきたい」とあいさつ。嘉山孝正医学部参与は「地域連携会は、人的な医療提供体制の連携ではなく、患者さん、つまり医療の連携であることが蔵王協議会との違い。医学の進歩は早く、先生方の目の前の患者さんを大学病院がどこまで治せるのか伝達されていない部分があるかもしれない。この会で交流を深めて、大学病院の本来の役割を果たしたい」と語りました。

 第一部ではリハビリテーション部、泌尿器科、第一内科、第二内科の各教授が診療実績や事例の紹介をした後、地域医療連携センター長の村上正泰教授が地域医療連携について説明し、地域における医療資源の有効活用や地域完結型医療の実現等について呼びかけました。

 第二部の懇親会では、山形市立病院済生館館長の平川秀紀先生らが挨拶。平川先生は、大学の先端医療の提供や重症患者受け入れに謝意を述べ、「地域医療構想実現のため、地域における役割・機能分担が必要。大学が先端医療に力を入れることで若い医師が大学に入る。大学の充実なくして地域医療の充実はない」と語りました。

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【開会挨拶 根本建二山形大学医学部附属病院長】

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【意見交換会で挨拶する嘉山孝正山形大学医学部参与】

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【高木理彰教授からはリハビリテーション部の紹介がなされた】

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【土谷順彦教授による手術支援ロボット「ダビンチ」の説明を聞く出席者】

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【懇親会で挨拶する山形市立病院済生館館長 平川秀紀先生】

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【閉会挨拶 山下英俊医学部長】