
関係する医師、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士の皆さん
2022/6/6より新しい心臓カテーテル検査室が稼働しました。
やはり新しいというだけで心躍ります。
モニターもレイアウト可能な大画面となり、操作室のモニター数も従来のカテ室とは比べものにならない程に増え、さながら宇宙センターの指令室のような様相です。
実際使用してみると、画面はキレイなのに手元の操作盤が従来のものとほぼ同様であるため、不便なく使用できる一方で、ここは変わらないのかとガッカリポイントだったりもします。
先日急性心筋梗塞で救急搬送された患者さんの緊急心臓カテーテル検査を担当する事ができました。新しい心カテ室における急患治療のお初にあずかる栄誉を得たということになります。
技師さんの方で、従来よりもframe rateを落として撮影して頂いたようでしたが、全く画質の違いに気が付きませんでした。更に、治療終了時の被爆放射線量に関しましても、従来比で半分以下に抑える事ができていました。
患者さんのみならず我々医療者にも優しい装置という事になりますので、新しい装置を導入した事の最大のメリットと考えられます。
また下肢動脈疾患に対する治療では、造影剤を約3倍希釈で使用しても十分な解像度を得ることができ、かなりの造影剤使用量を減らす事ができる点も患者さんにとって大きなメリットと思われました。
このように、現時点ではメリットばかりを享受できている状況にあります。
今後も新しい心カテ室で、困っている患者さん方の助けになるような治療を循環器内科一同ますます頑張って行きたいと思います。
第一内科医局長
加藤重彦
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