山形大学医学部長 上野義之
山形大学医学部附属病院 佐藤慎哉
1.発表者
山形大学医学部附属病院 第一内科 講師 井上純人2.調査概要
2021年10月18日から、山形大学医学部附属病院職員、医学部学生に対し、インフルエンザワクチンの接種を行っております。本年度のインフルエンザワクチンは新型コロナウイルスワクチン(ファイザー製BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine)を接種してから初めての接種となります。どのような副反応が起こるかを無記名のインターネット回答システムを用いて調査しました。(2021年10月28日現在。総回答数1039人)3.調査結果
図、表はクリックすると大きく表示されます。




2021年度インフルエンザワクチン接種後副反応は、疼痛や接種部位の腫脹が60%以上に発生しましたが、ほとんどが軽症でした。また多くの副反応の頻度は新型コロナワクチン後の副反応と比較すると低いものでした。そして例年のインフルエンザワクチンと比較すると68%が例年と変わりなし、17%が以前より重かった、15%が以前より軽かったと回答しました。アナフィラキシーなどの重篤な副反応は報告されませんでした。これらの情報が2021年インフルエンザワクチン接種における有用な情報となると考えます。
なお、本調査結果は
・単施設少数の調査結果であること
・非接種者と比較した試験ではないこと
・症状については自己申告であり医師の診断を受けたものではないこと
以上の点を御留意頂きますようお願いいたします。
4.問い合わせ先
<調査に関すること>山形大学医学部附属病院第一内科 講師 井上純人
TEL 023-628-5302
sinoue*med.id.yamagata-u.ac.jp(*を@に変えてください)
<山形大学医学部広報担当>
山形大学医学部総務課庶務担当(秘書室)
TEL 023-628-5872
yu-isokoho*jm.kj.yamagata-u.ac.jp(*を@に変えてください)