平成28年9月15日(木)、山形大学医学部附属病院にて防災訓練を実施しました。
山形大学医学部附属病院は、地域における防災の拠点として、地域のみなさまに安心していただくために、年2回の防災訓練や化学物質による災害発生時の被災者受入訓練(平成28年6月実施)など様々な災害対策を行っております。
今回の防災訓練では、4月14日に発生した熊本地震による大災害を想定し、通常の防災訓練に加え、医師、看護師、事務及び医学科1年生(負傷者・介添役)の総勢150名によるトリアージ訓練を実施しました。トリアージ訓練は、これまでも実施しておりましたが、このように大規模に実施するのは初めてのことです。これは、医学科1年生に、医療の原点である救急医療の重要性を早期に理解してもらうためのものです。
当日は、ムラージュ(仮装負傷)した患者役の学生に対し、医師が迅速にトリアージ(負傷者を傷病の緊急性・重傷度に応じて分類)を行いました。
なお、同日に、国立大学病院間で行っている災害対策相互訪問事業も行われ、東北大学病院の災害対策担当者による査察を受けて、今後の本院の災害対策の質の向上に努めていくことにしております。
トリアージの様子