専門的ながん医療の提供、地域のがん診療の連携協力体制の整備、患者・住民への相談支援や情報提供などの役割を担う病院として、平成28年4月1日現在、山形大学医学部附属病院を含む全国の399病院が、がん診療連携拠点病院に指定されております。
また、平成24年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」において、「がん診療連携拠点病院では自施設のがん診療に携わる全ての医師が緩和ケア研修を修了すること」が目標として掲げられ、全国のがん診療連携拠点病院において緩和ケア研修会の受講が進められてきました。
山形大学医学部附属病院では、平成25年4月に院内に疼痛緩和医療部(部長:山川真由美)を設置し、これまで緩和医療の推進に積極的に取り組んできました。このたび、厚生労働省のホームページにおいて、緩和ケア研修会受講率一覧(平成27年9月1日次点)が公表され、本院の受講状況が全国の国立大学で2番目に高いことがわかりました。この受講率は、全がん診療連携拠点病院の平均受講率と比較して高い受講率であることからも、本院が緩和医療の推進に取り組んでいることが裏付けられます。
なお、山形大学医学部では、平成24年度に文部科学省の「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」に採択されたことを受け、開業医を対象とした教育コース(緩和・在宅医療コース)を開講するなど、緩和ケアを行う学外の医師養成にも積極的に取り組んでおります。
大 学 名 | 受 講 率 |
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信州大学医学部附属病院 | 93.8% |
山形大学医学部附属病院 | 72.3% |
弘前大学医学部附属病院 | 71.4% |