6月23日(木)、山形大学医学部附属病院において、化学物質による災害発生時の被災者受入訓練を実施しました。
生物化学剤等による特殊災害時の医療体制については、中核的医療機関の役割分担のもと、消防、警察、自衛隊、保健衛生行政部門等医療機関と連携し対策を講じることが有効として平成15年6月に化学剤における災害対策を山形大学医学部附属病院が中心となりチームを編成し対策を進めています。
平成24年11月には、内閣官房、山形県及び山形市が主催の山形県国民保護共同訓練に参加しましたが、訓練参加から3年以上が経過したため、再度、全体の手順を確認する必要があるため今回の訓練開催に至ったものです。
当日は、JR山形駅で化学剤が散布され多数の死傷者が発生したことを想定し、70名を超える医師・看護師等が訓練に参加し、初動体制・指揮系統の確保、ゲートコントロール・除染、院内の情報伝達等の訓練を行いました。
今後、本訓練でわかった課題を整理し、更なる災害発生時の医療体制を構築すべく努力してまいります。
なお、6月20日(月)には医学部教職員を対象に事前説明会を開催し、約150名が参加しました。