山形大学医学部附属病院

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お知らせ

防火訓練を実施しました

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担架で患者役を搬送する看護師 10階東病棟にて

 山形大学医学部附属病院は、地域における防災の拠点として、地域の皆さんに安心していただくために、年2回の防災訓練や化学物質による災害発生時の被災者受入訓練など様々な災害対策を行っています。

 去る3月18日(水)15時から、夜間(午前3時)に附属病院10階西病棟(想定出火場所の事前通知はなし)から火災が発生した場合を想定して、防火訓練を実施しました。訓練には、附属病院の医師、看護師、医学部職員ら約150人が参加しました。参加者は、防災センターからの非常放送を落ち着いて聞きながら、避難経路を確認し、患者役の職員を1階の避難場所まで誘導しました。

 想定出火場所となった10階西病棟の小澤千佳看護師長は「有事の際のパニックによる二次災害を防ぐため、冷静に行動できるように日頃から想像力とチームワークを養いたい。多くの入院患者はスリッパを使用しており、安全に避難できない可能性が高いことから、履物の見直しなど、常に環境整備を行う必要があると再確認した」と訓練を振り返りました。

 訓練後に挨拶した根本建二病院長は「新型コロナウイルスの感染が拡大している。だからといって今、大地震や蔵王の噴火が起きないという保証はない。想定外が起きるから大災害となる。今日の課題を現場に持ち帰り、改善すべき点などを話し合ってほしい」と呼びかけました。

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防災センター(臨時災害対策本部)のモニターで職員の動きを確認する根本建二病院長ら

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訓練後、根本建二病院長の挨拶を聞く参加者