山形大学は、「がん研究センター」の開所記念式典を去る3月9日に挙行しました。同センターは、がん治療薬の創薬開発などトランスレーショナル・リサーチ及び分子疫学研究を推進するために設置されました。
開式に先立ち、来賓によるテープカットが実施され、引き続き内覧会が行われました。
引き続き、国会議員、文部科学省、厚生労働省、山形県、市町村、関係諸団体など約300名が出席し開所記念式典が挙行されました。嘉山孝正がんセンター長・学長特別補佐は式辞で、これまで10年以上に亘って取り組んできた医学部におけるがんに関する取組みを振り返るとともに、今後の展望として、センターの開設により、基礎・臨床研究者が連携し、がん治療薬の創薬に向けた取組みが加速することが期待されると述べられました。
次いで、小山清人学長から挨拶、来賓の遠藤利明衆議院議員、石坂公成氏(日本学士院会員・山形大学特別招聘教授・ラホイヤ・アレルギー免疫研究所名誉所長)、常盤豊文部科学省研究振興局長、細谷知行山形県副知事(山形県知事代理)、伊藤貞嘉東北大学理事から祝辞が述べられ、同研究センターへの大きな期待が寄せられました。
式典終了後、慶應義塾大学医学部長で独立行政法人日本医療研究開発機構初代理事長に就任予定の末松誠氏から、「日本医療研究開発機構のミッションと課題」をテーマに記念講演が行われ、今後の日本の医療研究について、成果が具体的に国民に還元されるように戦略的に取り組んでいく必要がある旨述べられました。
本学関係者によるテープカット
内覧会の様子
嘉山学長特別補佐による式辞
小山学長の挨拶
遠藤衆議院議員による祝辞
常盤研究振興局長による祝辞
末松慶應義塾大学医学部長による記念講演