附属病院は、新型コロナウイルス感染症への対応を行いつつ、がん治療などの高度医療を提供する特定機能病院としての役割を果たしています。現在、マスクや防護服などの医療資材が全国的に入手困難となっていますが、本院でも同様の問題を抱えているところです。
そこで、本院では、ゲル素材や介護食など3Dプリンターで先端研究を進める本学工学部(古川英光研究室)にフェイスシールドの製作を依頼しました。この依頼を受け、工学部では本件のためにフェイスシールドの新規開発・製作を行い、5月1日(金)に100個の提供受けました。今後も製作を継続のうえ、最終的には計1000個提供される予定です。
また、南陽市において自動車用品販売・修理等を行う「有限会社シュティールコーポレーション(代表取締役 石岡茂樹)」からも、同社の有する加工技術を活用し作成した医療機関向けのフェイスシールドを50個提供いただき、既に使用を開始しているところです。
フェイスシールドは、医療従事者及び病院事務職員を飛沫感染から防ぐ大変重要な物資です。関係各位に感謝申し上げるとともに、これからも県民の皆さまに安心・安全な医療を提供して参ります。
(左)山形大学オリジナルフェイスシールドを装着した医療従事職員
(右)「有限会社シュティールコーポレーション」提供フェイスシールド