本院では、調製業務の安全性を高め、業務効率化を図るため、「ダブルアーム型抗がん薬調製ロボット」を日本で初めて導入し、1月中旬から稼働を開始しました。
同院薬剤部では、ほぼ全ての入院及び外来患者に投与される抗がん薬の調製を実施していますが、抗がん薬の調製は、年々増加傾向にあり、また、投与量が変化に富むことから、その作業には、安全性への十分な配慮と慎重さが求められます。調製ロボットの導入が、調製スタッフの医療安全のみならず、正確な調製、細菌汚染防止など患者の医療安全にも繋がると期待されています。
また、錠剤・カプセル剤を自動で調剤する「錠剤・カプセル剤自動調剤機器」を東北で初めて導入し、平成26年11月から稼働を開始しました。これにより、医薬品の取り違い防止や、調製業務の効率化を図ります。
これらの機器の導入でスタッフの業務軽減を図り、薬剤管理指導(服薬指導等)などの患者対応をさらに充実させることを計画しています。
ダブルアーム型抗がん薬調製ロボットによる抗がん薬調製の様子
錠剤・カプセル剤自動調剤機器の稼働の様子