山形大学医学部附属病院

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お知らせ

最先端リハビリテーション機器の体験イベントを開催 "元気増進退院"を目指して

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(左)左から、根本建二病院長、山下英俊医学部長、高木理彰リハビリテーション部長       (右)機器の説明をする高木理彰部長

 山形大学医学部附属病院では、12月11日(水)、マスコミ向けに最先端リハビリテーション機器の体験イベントを開催しました。

 本院では、一昨年から「元気増進退院」をスローガンに掲げ、患者さんに身体的な能力を付けて退院していただけるようリハビリテーション部の施設・設備の拡充に取り組んでいます。「元気増進退院」の発案者である嘉山孝正医学部参与は「日本の医療レベルは、OECD(経済協力開発機構36か国)の評価では世界で一番良いとされているが、唯一「自己による自分の健康評価≒医療に対する評価」は最も低い。その理由は、病気になり医療にかかり、世界最高の医療で病気は改善、治癒しても、入院中に体力が衰えて、退院時には入院時より、元気が減少して退院するからだろう」と言います。

 この日は、「脳神経」「心臓」「身体」の医学に基づいたジム的リハビリについて、各診療科の責任者が内容を説明し、その後実際にロボットスーツHALやゴーグル内の画面でバーチャル映像を見ながら訓練するDIEGO、自転車エルゴメーターなどの機器に触れてもらいました。参加者からは「ゲーム感覚があり、やっていて楽しい」などの感想が聞かれました。

 本院では、患者さん、ご家族に、自己による健康評価で自信を持ってもらい、健康寿命を延ばし、退院直後から元気に生活してもらえるよう、これからも「人工知能、ロボィテックス、仮想・拡張現実の技術や再生医療も視野に入れた多職種連携・医工融合型次世代リハ」に向けた環境づくりに努めてまいります。



【会見出席者】

山形大学医学部長

山下(やました) 英俊(ひでとし)

山形大学医学部附属病院長

根本(ねもと) 建二(けんじ)

山形大学医学部附属病院リハビリテーション部長

高木(たかぎ) (みち)(あき)

山形大学医学部整形外科学講座教授

山形大学医学部内科学第一講座教授

渡辺(わたなべ) (まさ)(ふみ)

山形大学医学部脳神経外科学講座教授

園田(そのだ) 順彦(ゆきひこ)

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(左)心臓リハビリについて話す渡辺昌文教授 (右)脳の病気のリハビリについて話す園田順彦教授

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(左)ロボットスーツHALを体験       (右)自転車エルゴメーターに挑戦

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ゴーグル内の画面でバーチャル映像を見ながらの訓練(DIEGO)