山形大学医学部附属病院

English

お知らせ

山形大学医学部附属病院 厚生労働省「がんゲノム医療拠点病院」への指定受け会見

0917zentai.jpg

左から斉藤律子看護部長、中島修教授、上野義之教授、山下英俊医学部長、嘉山孝正医学部参与、    根本建二病院長、石澤賢一教授、園田順彦教授

 この度、山形大学医学部附属病院は、がんゲノム医療を提供する施設として新設された「がんゲノム医療拠点病院」に指定されたことを受け、9月17日(火)記者会見を開き、これまでの経緯や今後の構想について説明しました。

 今回指定されたのは全国で34施設、東北では弘前大学医学部附属病院と山形大学医学部附属病院の2施設。これまでのゲノム医療は、「がんゲノム医療中核拠点病院」と「がんゲノム医療連携病院」が連携して行われてきました。「がんゲノム医療中核拠点病院」は、国立がん研究センター中央病院や東京大学医学部附属病院等、全国で11施設が指定されており、東北では東北大学病院が指定を受けています。中核拠点病院は、患者のがん治療に有効と考えられる抗がん剤の候補や臨床試験・治験などの情報を整理し、エキスパートパネルと呼ばれる専門家の会議で患者に最適な治療法を選択、提供します。また、がんゲノム医療を専門とする人材育成や先進医療や治験の開発も行います。

 山形大学医学部附属病院が「がんゲノム医療拠点病院」に認定されたことで、エキスパートパネルを設置し、これまで東北大学病院や国立がん研究センター中央病院に依頼しなければならなかった治療法の選択から実際の治療までを当院で完結できることになるのです。

 嘉山孝正医学部参与は会見で「今回の指定は、従来、山形大学医学部が日常の医療の中で精密医療を行ってきた結果。県民に広く精密医療を提供できる体制ができた」とし、斉藤律子看護部長は「患者さんやご家族が医師の説明を正しく理解されているか確認しながら、納得して治療を受けていただけるようきめ細やかな支援をしたい」と述べました。

0917kayama.jpg

記者会見でゲノム医療について説明する嘉山孝正山形大学医学部参与

0917ueno.jpg

NCCオンコパネルやがんゲノム医療拠点病院について解説する上野義之教授

【会見出席者】

山形大学医学部ホスピタルゲノムバンク推進委員会委員長

 嘉山 孝正

山形大学医学部参与

山形大学医学部長

 山下 英俊

山形大学医学部附属病院長

 根本 建二

山形大学医学部ホスピタルゲノムバンク推進委員会副委員長

 上野 義之

山形大学医学部ホスピタルゲノムバンク推進委員会副委員長

 石澤 賢一

山形大学医学部ホスピタルゲノムバンク推進委員会副委員長

 中島 修

山形大学医学部ホスピタルゲノムバンク推進委員会委員

 園田 順彦

山形大学医学部附属病院看護部長

 斉藤 律子