こんにちは、薬剤師の八鍬です。まだまだ寒い日が続きますね。
今回のコラムではお薬を「正しい飲み方で続けること」の重要性についてお話ししたいと思います。
循環器の病気でよく使われる薬には、血栓(血のかたまり)ができるのを防ぐための「血液サラサラの薬」と呼ばれるものがあります。これは 抗凝固薬 や 抗血小板薬 と呼ばれる薬で、病気の種類や手術の内容によっては、併用することもあります。
血栓ができ、それが肺や脳、足の血管などに流れて詰まると、血流が悪くなり、酸素や栄養が届かなくなると、その結果、突然重い症状が出る危険があります。
そのため、いま症状が落ち着いているように見えても、薬を続けて飲むことがとても大切です。
また、抗血栓薬だけでなく、高血圧症・脂質異常症(コレステロール)・糖尿病・腎臓病などに対する薬が出ることもあります。
これらの病気は 自覚症状がほとんどない ことが多いのですが、そのままにすると気づかないうちに血管や心臓に負担がかかり続けてしまいます。
抗血栓薬を含め、これらの薬は鎮痛薬のように効果を実感しにくいものですが、決められた量と飲み方を守ることで本来の効果がしっかり発揮され、病気の悪化や再発を防ぐ土台になります。

もし「飲むのが負担」「つい忘れてしまう」といったお悩みがあれば、工夫や調整ができる場合があります。
困ったときは、どうぞお気軽に薬剤師にご相談ください。
薬剤師 八鍬