「第3回 心臓病市民公開講座」を開催しました
2026年8月29日、山形市保健所大会議室において、山形大学医学部附属病院 脳卒中・心臓病等総合支援センター主催の「第3回 心臓病市民公開講座」を開催しました。
本講演会は、県民の皆さまに心臓病に関する正しい知識を深めていただき、予防や治療に役立てていただくことを目的として、毎年開催しています。
今年度のテーマは「不整脈」でした。
一般講演では、青野智典先生(山形県立中央病院 循環器内科)による「心電図を勉強してみよう」、佐藤慎治先生(山形大学医学部附属病院 脳神経外科)による「心房細動と脳梗塞」、大塲栄一先生(日本海総合病院 心臓血管外科)による「心臓から始まる脳梗塞を防ぐ~不整脈に心臓外科医ができること~」の3題についてご講演いただきました。
講演では、「心臓のしくみ」「不整脈を発見するための方法」「心原性脳梗塞」「外科的治療」などについてわかりやすく解説いただき、不整脈のコントロールがなぜ重要なのか、また脳卒中とどのように関連しているのかについて理解を深める内容となりました。
特別講演では、副島京子先生(杏林大学医学部 循環器内科 教授)より、「健康寿命をのばすための不整脈対策~早期発見と予防~」をテーマにご講演いただきました。
健康寿命と平均寿命の違いや、健康寿命を延ばす意義、日常生活で心がけるべきこと、自己管理の方法などについて具体的なお話がありました。
いずれの講演においても「不整脈と脳梗塞の関係」が共通したテーマとして取り上げられ、早期発見・早期治療の重要性について理解を深める貴重な機会となりました。
講演終了後には、事前に寄せられた質問や当日の参加者からの質問にお答えするQ&Aコーナーを設け、有本先生(山形大学医学部附属病院 循環器内科)より丁寧で分かりやすい解説をいただきました。
参加者の声・アンケート結果
当日は約120名の県民の皆さまにご参加いただき、特に60代から70代の方々を中心に多くのご来場がありました。参加者の中には現在治療中の方や、ご自身やご家族の健康と重ね合わせながら聴講されている方も多く見受けられました。また、会場でご案内した検脈を実際に試されるなど、熱心に講演へ参加される様子が印象的でした。
アンケートでは、「わかりやすかった」「大変参考になった」といったご意見が多数寄せられ、全体として高い評価をいただきました。また、「生活習慣を見直したい」「健康管理に取り組みたい」といった声もあり、本講座がご自身の健康について考えるきっかけとなったことがうかがえました。
一方で、「講演資料が欲しい」「県内の他地域でも開催してほしい」「かかりつけ医との連携が重要である」といったご意見もいただきました。これらのご意見を今後の課題として受け止め、次回以降はさらに分かりやすく、参加者の皆さまにとって有意義な講座となるよう工夫を重ねてまいります。
最後に、本講座の開催にあたりご協力いただいた講師の先生方をはじめ、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
今回の講座が、参加された皆さまをはじめ、多くの県民の皆さまの健康づくりの一助となれば幸いです。



