山形大学医学部附属病院

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診療科・部門

精神科

精神科の紹介

心や脳に関係のあるさまざまな病気を診療しています。

具体的には

  1. うつ病(難治性うつ病・軽症うつ病・仮面うつ病・血管性うつ病)・躁うつ病など
    うつ病は、抑うつ気分、意欲低下、不眠、食欲不振などが認められるもので、一生のうちで15人に1人はうつ病を経験することが厚生労働省の疫学調査で明らかになっています。バブル崩壊後、年間約3万人にのぼる自殺との関連も懸念されているものの、うつ病になっても75%は受診しないとの統計も示されています。当科では特にうつ病の診断・治療に力を注いでいます。うつ病と間違われやすい疾患として、種々の身体疾患や認知症、ほかの精神疾患(統合失調症、適応障害、人格障害など)があります。まず、診断においては、うつ病であるのかどうか、様々な心理検査を組み合わせ、さらに場合によっては頭部MRIや脳血流検査などの身体的な検査を鑑別のために行っております。そして、治療としては、精神療法、入院治療、薬物療法を行っております。薬物療法も、抗うつ剤による治療はもちろんのこと、抗うつ剤の効果が弱いときの増強療法や、修正型電気けいれん療法の併用なども行っております。
  2. アルツハイマー型認知症・脳血管性認知症・前頭側頭型認知症・レビー小体型認知症など
    もの忘れ外来は、加齢に伴う認知症の診療だけでなく、初老期発症(40~50歳代)の認知症の診療も行っております。初老期認知症には、アルツハイマー病、ピック病があります。特にピック病は、もの忘れが目立たず、むしろ怒りっぽくなったり、不衛生になったりする面が目立つことが多く、側頭葉や前頭葉に限定した脳の委縮が関連しているといわれています。そして、老年期の認知症にはアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症だけでなく、近年、レビー小体型認知症が注目されております。これは、もの忘れの症状に、パーキンソン症候群(筋固縮、仮面様顔貌、手指振戦など)と幻視(虫などが見える)を伴う認知症です。これらの認知症は、神経心理学的検査、頭部MRI検査や脳血流検査(SPECT)等により、診断していきます。必要に応じて、関連病院への紹介、薬物療法を行っております。
  3. 注意欠陥/多動性障害(AD/HD, 児童・成人)・広汎性発達障害(高機能自閉症・アスペルガー症候群など)・学習障害・心身症など
    児童思春期外来では、児童思春期一般の相談に応じております。特に、近年注目されている注意欠陥/多動性障害、アスペルガー症候群、高機能自閉症などの軽度発達障害も診療しております。心理検査、神経心理学的検査などを行い、場合によっては身体的な検査(脳波検査、頭部MRIなど)も行っております。家庭での対応についての助言、学校との連携、薬物療法、臨床心理士による心理療法を行っております。

*当院は心や脳に関する多くの病気に関して診断・治療を行える設備を持っています。